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2008年12月10日水曜日

OAMインプラントとは

内藤歯科~インプラントビデオ~

普通、インプラントの手術をする場合は、ドリルで骨に穴を開け、そこにインプラントを埋入、人工の歯を装着します。
それだと血圧の高いなどなんらかの理由でドリルが使用不可能の人には手術ができないという欠点がありました。
そのような問題をを解消できるインプラント治療法がOAMインプラントです。

OAM(Ohguchi Augmentation Method)インプラントとは名古屋市立大学医学博士の大口 弘さんが考案した最先端のインプラント手術です。


OAMインプラントでは骨を削るのではなく、穴の幅を拡げていきますので骨の密度も増し強度も上がります。(最初だけドリルを使用します)
目印としてドリルを使用するだけですので歯を削るときの様な負担や時間は掛かりません。

音や振動を最小限に抑えられますので、治療の際、苦痛や不快感もかなり軽減されます。


OAMインプラントでは、最初だけ直径0.3mmの細いドリルで目印をつけ、極細のリーマーで穴をあけますが、後はOAM専用の器具を段階的に差し込んで穴を拡げていく方式です。
骨が少ない方や骨がやせてしまい従来の方法ではインプラントが困難だったケースでもこのOAM方式であればインプラントが可能となります。

OAMインプラントで穴を拡げていくと、インプラント周辺の骨の密度が高くなり強度が増すという利点があります。
しかしもともとの骨密度が極端に高い人にこのOAMインプラントは向いていません。従来通りドリルで穴を開けるインプラント治療となります。

2008年12月8日月曜日

インプラントGBR:骨誘導再生法

新しいGBR

インプラントの治療をするには充分な骨幅が必要となります。骨が少ない場合にはインプラントは無理かというとそうでもなく、骨を増やせば大丈夫です。
GBRとは、インプラント治療において、骨の量が足りない場合に用いられるテクニックです。

それがインプラントGBRで、GBRはGuided Bone Regenerationの略、日本語では骨誘導再生法と呼ばれています。

GBRは、上顎、下顎の増大を目的として、インプラント体を埋入する手術前に行われる場合と、インプラント体の埋入と同時に行われる場合があります。

インプラントGBRでは、メンブレンと呼ばれる特殊な膜で、骨を作りたい場所を覆います。骨をつくる場所には、人工の骨補填剤を入れておきます。個人差はありますが4~5ヶ月たつと骨ができます。

人工の骨補填剤を入れた場所に骨芽細胞が集まり、新生骨が形成された結果です。
本来あるべき骨が再生されることで歯肉の形やあごのバランスも改善されるようです。

インプラントGBR法の場含は、再生させたい対象組織が骨だけなので、歯根膜の再生は必要あリません。インプラントを支柱にして専用膜のテントを張ることができれば、骨の誘導再生が可能です。

骨が再生されたらインプラント体を埋入し、その後、人工の歯を装着することになります。

2008年11月19日水曜日

インプラント,チタン製の歯根

サイナスリフト



 インプラント治療を考えている方のために、インプラントとはなにか?を考えてみましょう。
 残念ながら、永久歯は一度抜けたら生えてくることはありません。そこで、入れ歯やブリッジ、そしてインプラントで抜けた歯を補います。

 インプラント治療というのは、ドリルであごの骨に穴を開けて、チタン製の歯根(インプラント)を埋め込みます。
 その上に義歯を入れ込むので、しっかりと固定されるという点で入れ歯とは決定的に違いがあります。

 インプラントは入れ歯のように、ぐらつき、がたつき、外れるという心配もなく、何よりも取り外す必要がありませんので着脱の煩わしさがありません。

 入れ歯の場合だと、口の中に異物感がありますが、インプラントは自然の歯と変わらないので苦しさや違和感を感じることもなく、自然にものを食べることができます。

 インプラントは人工歯ですから、虫歯になることがありませんし、定期検診以外には通院の必要もなく作り替えはありません。

 インプラント治療は、入れ歯などに比べて長い治療期間になります。インプラントが歯の根にあたる骨に付くまで、最低6週間はかかります。

 インプラントは、その材質や治療方法にさまざまな改良が加えられて来ましたが、最近ではチタン製のインプラントを用いることが多くなっています。

 インプラントの材質は金属アレルギーの起こらないチタンを使用することがほとんどですが、現在、全世界で100以上、日本でも30~40種類のインプラントが存在すると言われています。

2008年11月18日火曜日

インプラント,歯科医選び

ニューロマスキュラーコンセプト



 インプラント治療の場合は、インプラントと呼ばれる人工的な歯根を顎に埋めて、その上に義歯を入れるので、他の治療法と比べて根が顎にしっかり植わっているという決定的な違いがあります。

 インプラントで入れた義歯は、天然の歯との区別が難しいほど自然な仕上がりで、美容にも効果的です。

 入れ歯だと噛んだ時に歯肉を押して痛かったり、入れ歯が合わないと口内炎が出来たりすることもありますが、インプラントにはそういったトラブルや悩みはありません。
 入れ歯は歯根を支えている歯槽骨の吸収を加速させると言われていますが、インプラントは骨の吸収を抑える働きをして、表情も若々しく保ちます。

 インプラントは、その材質や治療方法にさまざまな改良が加えられ、現在では世界で数百種類、日本では数十種類のものが使用されています。

 インプラントには、その方法や材料によって、世界で数百種類、日本では数十種類のものがありますが、現在では金属アレルギーの心配がないチタン製が多くなっています。

 インプラントが成功するかどうかは歯科医選びにかかっているといってもいいでしょう。やはり、インプラント治療を多く経験している医師なら安心できます。

 歯科医の中には治療後1年間の定期検診が無料で受けられたり、10年間の保証期間を設けていたりと、アフターケアに力を入れているところもありますので、そういった歯科医であれば長く付き合っていくのに最適でしょう。

2008年11月17日月曜日

インプラント治療の注意点

インプラント手術器具の説明



 インプラント治療をこれから受診しようとしている方も多いと思いますが、失敗しないインプラントのために少し考えてみたいと思います。
 
インプラントとひと口に言っても実は様々なシステムがあり、それに基づく理論や特性、治療法、安全性はそれぞれ異なります。
 失ってしまった歯を再現する方法としては、ブリッジや義歯のように歯根の存在しない治療法もあります。

 インプラントは外科手術を伴うので、患者に持病がある場合、その病気の程度や状態によって手術に危険をともなう恐れがあるときは治療ができないことがあります。
例えば、歯茎の腫れや出血、知覚異常などの可能性があります。


 また、いつまでも健全なインプラントを守るためには、患者と歯科医師が協力して定期健診を継続していく事が重要となります。

下顎骨にインプラントを埋入する場合、下顎の下の方を走行している神経をドリルで傷つけると麻痺が出る可能性があります。

 通常、インプラントと骨が結合するまでの安静期間として3ヶ月は必要とされています。その後も型を取ったり、仮歯を使用したりと時間がかかります。

2008年11月16日日曜日

インプラント治療の金額

えっ?手術しても保険が下りない!



インプラント治療はブリッジや入れ歯と違って、天然歯の状態により近い機能・形態の回復が得られ、また周囲の歯を削ったり、それらに負担をかける必要がないため、インプラント治療を受ける人は近年、激増しています

人工歯根を手術的に顎骨に植えて、創治癒を待った後にその上に人工歯冠・上部構造をつける一連の治療を、インプラント治療と呼び、その状態で下顎なら3~4ヶ月、上顎なら6~7ヶ月待ち、骨とインプラントの部品が馴染むのを待つ必要があります。

このため、インプラント治療では、歯科医にかかる治療期間が長くなり、費用も決して安くはありません。
インプラント治療については保険がきかないためお財布と相談が必要ですね。

一般的な値段は安いところだと3万円~10万円が相場になっています。
歯の本数によっても変わってきますが上限はありません

 インプラント治療の金額だけを聞くと「高い」と感じるかもしれませんが、インプラントは半永久的に使用できるものであり、噛み心地のよさや審美性も他の治療法とは比較になりません。

イ ンプラント治療を施術してもらう歯科医院を選ぶ上で重要なのは、治療費だけではなく経験と技術のある歯科医師がいること、しっかりとしたアフターケアを受けられることです。

2008年11月15日土曜日

インプラントITI

パーク歯科インプラント・オペ2



 インプラントには、その方法や材料によってITI、3i、アンキロス、アストラテック、ブローネマルク、カムログ、エンドポア、プラトン、カルシテック・・・など、世界で数百種類、日本では数十種類のものがあります。

 インプラント治療には免許や資格は必要なく、法律的には歯科医師であればだれでも行うことのできる治療法です。
 しかし精度の高い治療をするには専門的な知識と技術が必要不可欠です。

インプラントは適切な手入れをすることによって、他の方法と比較して最も長持ちするので、一生ものと考えられる歯科治療法と言われています。

入れ歯の場合は、入れ歯を作る技工士の技術によっては、発音しづらくなる場合がありますが、インプラントなら発音には全く影響を与えません。
 
インプラントは天然歯と同じですので、口の中を清潔にしていれば口臭の発生もありません。

インプラント治療の注意点として、インプラントは異物ですから、万が一、異常が出れば早めに取らなければいけません。
 ただし、正しい治療を受ければその確率は非常に小さいものです。